中部地方のエアコン事情
中部地方と聞いてもピンとこないかたも多いのではないのでしょうか?
中部地方は、本州中央部の地域を指します。日本海に面する県では新潟県、富山県、石川県、福井県、内陸に位置する県では山梨県、長野県、岐阜県、太平洋に面する県では静岡県、愛知県の9県です。
気象情報などの区分では、甲信、北陸、東海地方などと区分することも多いので中部地方といわれると聞きなれないかたも多いかもしれません。
では、日本海から太平洋まで広い地域の中部地方ですが、夏の気温やエアコン事情はどうなのでしょうか。
中部地方エアコン普及率
世界的にも地球温暖化の影響で気温が上昇している昨今、日本も年々夏の気温が上昇、それに伴い、エアコンの普及率が上昇しています。
では、中部地方のエアコン普及率はどうなのでしょうか。
中部地方においてエアコンの普及率が90%以上と高いのが富山県、石川県、福井県、岐阜県、静岡県、愛知県の6県です。逆にエアコン普及率が50%代と最も低いのが、標高が高くて涼しい長野県です。
避暑地長野県の夏の気温
軽井沢など避暑地のイメージのある長野県ですが、夏の気温はどうなのでしょうか?
やはり近年の地球温暖化の影響もあり、避暑地とは言え夏の気温は、25℃以上の気温が当たり前、7月には最高36℃、8月には38℃をマークすることもあります。
つまり、長野県の夏も暑いのです。
では、35℃を超えるほど暑い日もあるのに、なぜ長野県ではエアコンが普及しないのでしょうか?
中部地方の真夏の最高気温は関東と変わらない
中部地方地方の夏の平均気温は、1970年代後半以降年々変動が大きくなっており、最近10年間は平年より高い年が大半を占め、2020年も高くなりました。
平均気温が24℃を下回る青森市や八戸市でも、真夏日には日中に気温が35℃以上になる危険な日もあります。中部地方の真夏日の日数は他県と比べ少ないですが、最も暑い日の温度は、どの都市も熱中症の危険がある35℃をほぼ超えており、関東と変わらない事実があります。
平均気温は低い中部地方でも、最高気温は関東と変わらないのです。
エアコン普及率の低い長野県
年々蒸し暑くなる夏。熱中症で亡くなるかたも多い中、なぜエアコンが普及しない地域があるのでしょうか。
エアコン普及率が低い長野県に暮らす人々の中には、エアコンを設置しない風習みたいなものや「扇風機で暑さを凌げる」「日が暮れれば涼しくなる」「エアコンは体に悪い」という考え方を持つ人も多く、エアコンを導入する意思が低いことが伺えます。
エアコンが普及しないのは、このような風習や考え方が理由のひとつなのかもしれません。
まとめ
中部地方全体では、90%を超えるエアコンの普及率の県が9県中6県あり上昇傾向にある一方、地域の風習などの理由で普及率が50%代と低い県もあり地域により普及率に差が生じている。
昔は、エアコンといえば贅沢品というイメージがありましたが、今は身体を守るインフラのひとつです。エアコンがないために、命を落としてしまうのは忍びありません。
今後、エアコンの普及率が低い地域に対して、国がどのようにフォローしていくのか、注目です。
日本エアコンクリーニング協会へのお問い合わせは
JACA 一般社団法人
日本エアコンクリーニング協会
事務局TEL 048-796-5800
お電話受付時間 10~17時、土日祝休
【本部】〒115-0055 東京都北区赤羽西1-29-5
【研修センター第一・第二教室】
〒339-0057
埼玉県さいたま市岩槻区本町5-6-35
【新宿教室】
〒169-0073
東京都新宿区百人町1-20-17 星野ビル103
【大阪教室】
〒537-0025
大阪府大阪市東成区中道4-16-21 山上ビル3F
【福岡教室】
〒819-0015
福岡県福岡市西区愛宕1-1-35
リフレイン愛宕1F
aircon@j-aca.jp