韓国のエアコン事情
日本の隣国である韓国。
羽田から韓国の首都ソウルまで飛行機で約2時間という近さですが、お国がかわれば文化や習慣が異なるものです。 気候もほとんど日本と同じ韓国ですが、エアコン事情がおもしろいほどに異なるのでご紹介します。
韓国のエアコンの形
まず大きく異なるのがその形です。
日本の一般家庭用エアコンは、ほとんどが横型で壁の上部に取り付けられていますよね。
しかし韓国のエアコンは縦型のスタンドタイプが一般的で、床に置いて使用するのです。
まるで冷蔵庫が置かれているような違和感があるかもしれません。
また、その本体代は実に高額であり、日本円にして30~50万円のものがほとんどの模様。
エアコンを購入する際には大きな決断が必要なようです。
韓国のエアコンの機能
そして機能的な違いと言えば、韓国のエアコンには基本的に暖房機能がついていないこと。
もはやエアコンというより「クーラー」と言った方が良いかもしれません。
なぜ暖房機能が不要かというと、それは韓国の住宅にはオンドルという床暖房が既についていることが多いため、冬は既に暖かく過ごせる設備が整っているからなのです。
一方でほとんどのエアコンには空気清浄機の機能がついています。
これは韓国の「ミセモンジ」という粒子物質による大気汚染が問題とされているからです。
この「ミセモンジ」が人体に悪影響を及ぼすとされているため、空気清浄機能は欠かせなのです。
韓国では室外機をどこに置くのか
また、実際にエアコンを取り付けようとして初めて気づく、日本との重大な違いがあります。
それは室外機の置き場がないこと。
韓国は一戸建てよりマンションに住む人が多く、建物の数も圧倒的にマンションが多いのですが、そのマンションには日本のようなベランダがありません。
洗濯物を干すスペースはあるのですが窓がついているタイプが多く、実質、外にむき出しのベランダがないのです。
つまり室外機を置くスペースがありません。
エアコンを取り付ける場合は室外機を置くためのスペースをも外壁に取り付ける必要があるのです。
工事も大掛かりで費用もかさむため、室外機を屋内に設置し、エアコンをつける際には窓を開ける…なんてこともあるそう。
このように、日本に住む私たちからすると「なんて効率が悪いのだろう」と思ってしまう点も多々あります。
しかし大型でパワーのあるエアコンが一台あれば、家中が快適に過ごせる韓国と、各部屋に一台ずつエアコンが必要という傾向のある日本。それぞれ費用や工事負担などは全体的に見ると同じなのかもしれませんね。
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