イラクのエアコン事情
肌が焼けるような厳しい暑さに見舞われ、世界中で最も暑い地域とされる中東。 灼熱の太陽に照らされる砂漠のイメージがありますが、今回は中東の中でもイラクについて、その気候と過ごし方についてご紹介します。
50℃を超える暑い夏
イラクは中東のイメージそのもの、乾燥地帯で年間を通して晴れの日が続く気候です。5月~9月末まで暑い日々が続き、40℃を超える日はもう当たり前。
冬は涼しくはなるものの、それでも5℃より下がる日はありません。
2016年には7月にイラク観測史上最高気温の53.8℃を記録しました。
乾燥地帯ですので日本のように湿気でベタベタとした夏ではありませんが、体温をはるかに上回る50℃を超えると「日陰にいればしのげる暑さ」とは言えません。命にかかわるこの暑さを、どのようにしのいでいるのでしょうか。
イラクの夏を過ごす人々
イラクの人々は夏になると暑い時間には外出しない、水辺の避暑地へ行くといった方法で暑さをしのいでいるようです。
仕事においても、1日の中で最も暑い午後3時前後に休憩をしたり、勤務時間をずらしたりといった工夫がされています。
しかし家の中だから涼しいとは限らず、夜でも涼しく眠れるようになるのは真夜中ということ。 決して治安は良くはないので、窓を開けっぱなしにして寝ることもできず辛いシーズンと言えます。
エアコンを使えない電力事情
こんな気候であればエアコンは必須なのですが、イラクではまだまだエアコンが普及されていません。
その大きな理由としてイラクの電力供給の問題があります。
イラクでは発電所の設備やそこで働く人々などの環境が整っていないため、電力供給が大変不安定な状態です。
1日のうちに何度も、何時間も停電が起こる状態で生活に大きな支障をきたしています。
発電所の整備や新設が急務となっていますが、治安情勢も悪いためなかなかスムーズに行きません。
このような生活や医療も安定しない状況ですので、エアコンを導入するというのはとても難しいのです。
イラクの電力供給問題解決のため、動き出す日本企業
そんな中、少しでも人々の暮らしを安定させるためイラクに発電所を増設する取り組みに日本企業も力を注いでおり、建設や発電機の提供などをしています。
日本企業の技術やクオリティはイラクからも評価を受けているのです。
電力が安定したのちには、きっと日本のエアコンが活躍してくれることでしょう。
都市遺跡や城塞などの文化遺産が残る美しいイラクを快適に観光できる日が来るのはもう、すぐそこです。
日本エアコンクリーニング協会へのお問い合わせは
JACA 一般社団法人
日本エアコンクリーニング協会
事務局TEL 048-796-5800
お電話受付時間 10~17時、土日祝休
【本部】〒115-0055 東京都北区赤羽西1-29-5
【研修センター第一・第二教室】
〒339-0057
埼玉県さいたま市岩槻区本町5-6-35
【新宿教室】
〒169-0073
東京都新宿区百人町1-20-17 星野ビル103
【大阪教室】
〒537-0025
大阪府大阪市東成区中道4-16-21 山上ビル3F
【福岡教室】
〒819-0015
福岡県福岡市西区愛宕1-1-35
リフレイン愛宕1F
aircon@j-aca.jp