デンマークのエアコン事情
デンマークはドイツやスウェーデンを隣国に持つ北欧の国です。
気候区分としては亜寒帯気候に属し日本に比べると緯度も高く年間を通して30度を超えるような気温の高い日がほとんどありません。
デンマークはどんな国?
北海道の稚内よりもさらに緯度が10度ほど北に位置するため厳しい寒さを想像しますが、北欧諸国の中でも南部に位置するデンマークは意外にも四季のはっきりした穏やかな気候が特徴です。
厳しい暑さが基本的にはないことを除けば日本との共通点も多い国と言えるかもしれません。
デンマークの冷房
ヨーロッパでも北の方に位置する諸国は夏でも気温が高くない、または夜間には大幅に気温が下がることから冷房用のエアコンが必要ない国がほとんどです。
しかし、近年は温暖化や突発的な異常気象の影響もありデンマークでも夏場に30℃の猛暑になる日もあるそうです。
では、デンマークでの冷房普及はどのような様子なのでしょうか。
確かに、30℃を超える猛暑の日がここ数年で増えてきてはいるものの年間を通して考えるとほんの一時。
冷房用のエアコンに関しては一般家庭どころかホテルでさえ設置されていないところが多くあり、猛暑の際には旅行者を悩ませることもあるそうです。
しかし、気候が変化していることもあり今後夏場の暑い日が増えてくる場合にはデンマークでも徐々に冷房用のエアコンが需要を伸ばしてくることが考えられます。
デンマークの空調と言えば……
夏場の冷房用エアコンに関してはまだその需要は少なく一般家庭においてはほとんど普及していませんが、デンマークと言えば空調の活躍時期はやはり冬場です。
北欧というと極寒をイメージするかもしれませんが、実は一番寒い1月2月であってもデンマークの気温は最高気温が氷点下になるようなことはなく、イメージ的には日本の関東地方の最低、最高気温と同じくらいの比較的穏やかな寒さです。
このように四季もあり、気候が穏やかなデンマークですが空調に関しては日本とは大きく異なる点があります。
それは冬場の空調として地域熱供給が普及していることです。
地域熱供給とは
地域熱供給は温水などの熱源を大きな施設一か所で作りパイプを通して各家庭に配給する水道やガスなどと同じ公共システムです。
このシステムのメリットは熱源を一か所にまとめることにより、これまで廃棄されるはずであったごみ焼却の際の熱や公共から出る排熱を利用しそれを各家庭や施設で利用することが出来ること。
作られた熱はパイプを通して各家庭へ配給されて部屋に置かれたパネルなどから空気を温めるために利用されます。
デンマークでは全体の65%程度、首都のコペンハーゲンにおいてはほぼすべての家庭がこの地域熱供給を暖房用の空調として利用しています。
日本と気候に共通点のあるデンマークですが空調事情に関してはエアコンがほとんど普及していないことや地域熱供給が発展している点など様々な相違点があるようです。
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