チリのエアコン事情
チリの国土は南北に細長く延びているので、地域によって気候が全く異なります。
北部地方にはカラカラに乾いた砂漠がある一方で、南部地方には1年中氷に覆われた地域があります。
チリの気候
首都サンティアゴのある中部地方は温暖な気候で、日本のように四季があります。
チリは近年、ワインの生産国としてのイメージが強くなってきましたが、日本の輸入元としてはここ数年、連続首位となっています。
ワインの生産国として台頭してきた理由の一つとして、チリの寒暖差が激しい典型的な地中海気候が挙げられるでしょう。
また、年間を通して降水量が少ないため、雨による病気や被害が少ないことから、安定した生産が可能と考えられます。
チリのエアコン推定需要
中南米の家庭用エアコンの推定需要は、2018年は世界全体の9,607万台に対してアジア、北米に次ぎ、623万台ほどでした。
中南米のなかでもブラジルが50%を占め、チリはおよそ1%の13万台と、市場がとても小さいことが分かります。
業務用エアコンに関しては、わずか5千台と、日本の87万台とくらべるとかなり少ないことが分かります。
市場が小さい理由として、経済成長が安定してきている一方で、インフラ整備の遅れにより電力の確保が追い付いていないこと、また、地域によっては空調がなくても生活に支障がない気候であることが、考えられます。
加えて、空調設備は高額なことから、導入の優先順位が低いことも挙げられるでしょう。
中南米における省エネ・再生可能エネルギー事業
近年、経済成長の著しい中南米では、インフラ整備の遅れから電力供給が追い付かなくなるとされています。
需要を石炭火力に頼ると、CO2発生が増加し地球温暖化を促進しかねないと懸念されており、現に、中南米では温暖化による自然災害や環境汚染等が増加傾向にあります。
2014年、JICAは中南米での省エネ・再生可能エネルギーに投資する国際ファンドへの出資を発表しました。
出資を通じて省エネ・再生可能エネルギー事業への支援をし、気候変動緩和への取り組みを図るものです。
中南米各国の商業施設やホテルへ省エネ機器の利用を促すとともに、施設全体の省エネ化や、省エネ機器のリース事業の推進を図る省エネ事業、また、各国の実情に合わせた太陽光や風力発電事業などの再生可能エネルギー事業が行われています。
このような事業に、日本企業の耐久性やエネルギー効率の高い技術を活用し、新しいビジネスモデルが開拓されています。
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