カナダのエアコン事情
北アメリカ北部に位置するカナダは国土面積が世界第2位、日本の27倍というとても大きな国です。
日本同様に四季がありますが、ほとんどの場所が北海道よりも北に位置しており、夏場でも日本のような暑さになることはなく、地域によっては夏でも羽織るものが必要になることもある気候です。
北極圏に位置する地域もあり、夏でも10度以下、冬には-40℃近くになることもある一年を通して厳しい寒さの場所も存在します。
カナダのエアコン事情
猛暑とは無縁のように感じるカナダの気候ですが、エアコンはどのような形のものが使われているのでしょうか。
夏場でも湿度が割と低く、冷房用のエアコンを持たない家庭も多いというカナダですが、ここ近年温暖化の影響もあり普及率が上がっているようです。
そして、カナダでのエアコンの主流はお隣アメリカと同様のセントラル空調です。
カナダの冷暖房はセントラル空調
セントラル空調は一つの空調設備で家の中の温度を全て管理できるシステムです。
暑すぎる時期、寒すぎる時期があり常に屋内を一定の温度に保つ需要がある、また個別の空調を置くより効率が良い大きな住宅や施設で導入されています。
夏、カナダの中でも30℃を超すような気温が高くなる地域では一般家庭や商業施設、飲食店でも冷房が使われます。
1つの設備で冷やされた冷気がダクトやパイプを通じて各フロアや居室を適温に保ちます。
この適温にも国による違いがあるようで、もともと涼しい気候のカナダでは暑さに弱い人が多いせいか夏場の設定温度が非常に低く、室内で羽織が必要なことも珍しくないと言います。
そして、冬は極寒になる地域が多いカナダではセントラルヒーティングで家や施設を丸ごと暖め、トイレや廊下など一時的にしか滞在しないような場所も一日を通して暖かい一定温度に保ちます。
これは、人が快適に生活するためだけではなく配管の凍結を防ぐなど建物の設備を守るためにも必要です。 夏に冷房でしっかり冷やすのと同様、冬は暖房をきかせて薄着で過ごせるくらいの温度に室内を保ちます。
セントラル空調とエコロジー
エコの観点で考えると、居室ごとに空調を管理しこまめに電源を切るような日本のエアコンにメリットがあるように感じますが、セントラル空調にも省エネを意識した工夫がされているものもあります。
一日を通して設定温度をプログラムし、温度を管理することで無駄のない冷暖房ができるタイプのセントラル空調もあるようです。
国や気候によりエアコンの形は様々ですが、快適とエコの両方に配慮した形に向かっているという点は現在、エアコン事情のスタンダードなのではないでしょうか。
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