ブラジルのエアコン事情
南半球にあるブラジルは南北に細長い形をしていて、地域により温帯から熱帯までの気候帯が存在しています。
通常、北は寒く南が暑い北半球とは逆に北部は熱帯、南部に行くに従い温帯の気候となることが特徴です。
北部は年間通して蒸し暑く熱帯寄りの気候ですが、南部では冬にあたる5月~7月には霜やひょうが観測されるなど気候について多彩な表情を持つ国です。
ブラジルのエアコンタイプ
ブラジルでは日本でもおなじみのダクトレスタイプのエアコンが主流です。
エアコン需要が近年の経済成長で急激に伸びたことが、設置が比較的容易であるダクトレスタイプの普及理由として考えられます。
また、ブラジルは蒸し暑いイメージがある一方夜間には冷え込むなど寒暖差の大きい地域も多くあり長期間空調を運転させる必要がありません。
そこで、必要に応じて各所の運転を分けられるフレキシブルなダクトレスタイプが主流になったと思われます。
ダクトレスタイプの中でもブラジルでは日本でおなじみの壁面に設置するタイプが一般家庭では多く見られます。
他には壁に埋め込まれているタイプの珍しい形もあるとか。
部屋の一部の加工しやすい部分をくり抜いてスペースを作りそこにはめ込むタイプのエアコンですが、その数自体は現在減っており目にする機会もあまりありません。
日本同様のエアコンが主流になる前はウィンドウ型の窓に設置するエアコンが多かったようですがこちらも壁掛けエアコンの普及とともに減少してきています。
ブラジルのエアコン需要
蒸し暑く常夏のイメージがあるブラジルではエアコンの普及率もかなり高いのではないかと想像されます。
しかし実は10年ほど前ではエアコンを持つ一般家庭は50%にも満たず、ここ数年においても日本のエアコン普及率に比べると1/3程度と決して多くはありません。
理由にはいくつか考えられますが経済成長とともに需要が伸びたことを考えると、エアコンが家電としては高価であることや設備投資、電気代などの維持に費用がかかることが理由として挙げられるかもしれません。
日本の住宅は木造も多くエアコンの設置工事がしやすい構造となっていますが、ブラジルでは鉄筋構造住宅が多いこともあり初期のエアコン設置工事にエアコン代以上のお金がかかることもあるとか。
日本では今やエアコンが不要という地域はあまり聞きませんが、高地の都市もあり夜間の気温が低い地域も多いブラジルではイメージとは異なり日本ほど冷房の必要性は高くないという意外な一面があるようです。
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