ベルギーのエアコン事情
ベルギーは海洋性気候のため、北海道と同じくらいの緯度でありながら比較的温暖な気候です。また、日本のように春・夏・秋・冬の四季がはっきりしています。
北海道と同じくらいの緯度というと、ベルギーの夏は涼しいというイメージをお持ちのかたも多いのではないでしょうか。
しかし、地球温暖化の影響で、ベルギーが位置するヨーロッパの夏も年々と気温が高くなっており、近年は35度を超す日が続くこともあります。
では、ベルギーの人はどのような暑さ対策をしているのでしょうか。
ベルギーのエアコン需要
ベルギーの一般家庭の多くはエアコンがなく、施設やホテルでもエアコンがない場所もあります。生鮮食品を扱っているハイパーマーケットやショッピングモールはエアコンが設置されていますが、メトロ、カフェ、レストラン、行政が運営する図書館や語学学校にさえエアコンがありません。つまり、エアコンはほとんど普及していません。
ベルギーでエアコンが普及しない理由
ベルギーの建物は、フランスと同じで古い建物が多く、レンガ造りの保温性の非常に高い構造のため、エアコンを設置できる構造になっていません。つまり、建物がエアコンを設置できる構造になっていないということが、エアコンが普及しない理由のひとつのようです。
実は日本の猛暑より危険
日本の夏は40度行くか行かないかの猛暑が続くのが当たり前で、熱中症対策としてエアコンの普及が増加傾向にあります。しかし、エアコンが普及していないベルギーでは、暑さをしのげる場所が非常に少ないため、熱波による猛暑は日本の猛暑より非常に危険と言えるのではないのでしょうか。
エアコンに慣れている日本のかたが、夏にベルギーを訪れる際は、暑さ対策をお忘れなく!
ベルギーはどのような暑さ対策をしているの?
日本では暑い日は窓を開け放して風通りを良くするのが一般的ですが、ベルギーに限らずヨーロッパでは、日中は鎧戸やシャッターを閉め、室温が上がらないようにして暑さ対策をします。ヨーロッパの住宅は保温性が高く、かつ網戸がなくて窓を開けると虫が入ってくるので、この方法が一般的なのです。
近年、ヨーロッパ各地では、エアコンがなく猛暑に慣れていない市民が苦しんでいます。
観測史上最高記録の気温が相次いで記録され、熱波により多くの犠牲者が出ました。
ベルギーを含むヨーロッパ各地は、もともと夏が短いので、夏を快適に過ごすための商品が極めて少なく、暑さ対策が難しいようです。
今後、暑さ対策の商品が増え、熱波による犠牲者が少しでも減ることを切に願います。
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