水質汚染
暑い夏のお出かけスポットと言えば、海や川など水辺が人気です。
エアコンの効いた部屋で過ごすのも良いですが、特に小さいお子さんのいるご家庭だと「夏休みのお出かけ」は大切な家族イベントの1つ。
山を流れる透明な川や、白波のたつ青い海には大人も童心にかえって心が躍るものですね。
今でこそ、自然の大切さを皆が知り、自然を守ろうという動きが大きく掲げられていますが、その背景にはかつての水質汚染の深刻な歴史がありました。
経済成長とともに起こった問題
1950年代、日本は戦後の復興やオリンピック景気により高度経済成長をむかえました。
日本各地で工業がさかんになり人々の暮らしも豊かになっていきましたが、工場から排出される有害物質は海や川にそのまま流れ込み、水質は悪化をたどるばかり。
海や川に住む生物ばかりではなく、周辺に住む人までも水俣病やイタイイタイ病といった「公害病」を引き起こす結果となってしまいました。
工業においてのみならず、生活水準が向上されるにつれ、水洗トイレや生活ゴミ、家庭用洗剤がそのまま生活排水として自然へと流れ出ることも多く、川が洗剤で泡立っている光景をもよく見られていました。
法による汚染への規制対策
水質汚染の拡大をとめるため、法によって様々な規制が発令されたのは1970年代のこと。
工場排水の規制や下水道の整備、農薬の取締りなど具体的な公害対策がなされたことをきっかけに、国民の環境維持に対する意識もかわってきました。
しかしながら、水質汚染を完全に食い止めることは未だ叶わず、現在の水質汚染の原因7割は生活排水とされています。
私たちができる、生活排水による水質汚染の対策にはどのようなものがあるでしょうか。
水質汚染をとめるために、今からでも見直せること
私たちが身近でできることの1つが「洗剤の見直し」です。
家庭には中性洗剤から強い性質をもった洗剤まで、たくさんの洗剤がおいてあります。
強い性質の洗剤は効き目が強く、短時間で効果がみられますが、使用する素材や人体にも影響をもたらすものも少なくありません。
今は天然素材の洗剤も増えています。
天然素材の洗剤は人体や環境を考えて作られているため、安心して使用できる上、効果も期待ができます。
家庭で使用する洗剤をなるべく天然素材に変えていくことが、環境を守ることにもつながるのです。
また、家の掃除やエアコンのメンテンナンスの業者などに依頼をする際、なるべく天然素材の環境に優しい洗剤を使用している業者かどうかも、業者選びのポイントになります。
便利な生活を我慢して環境を守るのではなく、今の生活のツールを変えることで環境を守る1歩を踏み出してみませんか。
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