ヒートアイランド現象
環境問題の一つとして、ヒートアイランド現象という言葉をよく耳にします。
ヒートアイランド現象とは、都市の気温が都市以外の気温よりも高くなる現象のことをいいます。それでは、なぜ「都市」だけ気温が高くなってしまうのでしょうか?
今回は、ヒートアイランド現象についてご紹介します。
ヒートアイランド現象の原因
都市には、たくさんの人が集まっており、人々が快適な生活ができるように建物や交通手段などが整備されました。つまり、人々が暮らしやすいように環境を変えたことがヒートアイランドの大きな原因といえます。
原因1.コンクリート・アスファルト
草地や森林は、太陽から受けた熱を水分と一緒に蒸発させて大気へ放出する役割があります。
しかし、都市では森林は伐採され、草地はコンクリートやアスファルトにかわりました。
原因2.高層ビル
高層ビルが密集していると風の流れが悪くなるので地面まで風が届きにくくなります。
また、ビル自体からの排熱や屋上の高温化もヒートアイランド現象の原因となります。
原因3.人工排熱(エアコン・車など)
身近な人工排熱で考えるとエアコンや車の排熱です。
ヒートアイランド現象が引き起こす影響
アスファルトに溜め込んだ熱は夜間にも大気へ放出され、熱帯夜となり寝苦しくなります。寝苦しいのでエアコンをつけると室外機から排熱という悪循環が発生します。また、日中は極端に気温が上昇することで人体への影響(熱中症)が発生します。
ヒートアイランド現象を止めるには?
対策1.植物を増やす
建物の壁に緑のカーテンを設置すると室内に直接日が射さないため普段よりも涼しく感じられます。また、芝生とアスファルトを比べると2℃も温度が変わります。
対策2.打ち水をする
打ち水は、水が蒸発するときに周りの熱を吸収して大気中へ逃がすため、直接地面へ水を撒くことは効果的です。ちなみに打ち水をすることで温度が1~2℃下がると言われています。
対策3.車での移動を控える
最寄りの駅まで車で行き、その後は電車などの交通機関を使うというパーク・アンド・ライドという方法があります。
効率的にエアコンを使用していくために
昨今、ヒートアイランド現象の影響により熱帯夜に熱中症になる方が増えています。
エアコンをつければ室外機から排熱されますが、エアコンを使わなければ体調不良を引き起こしかねない場合もあります。
環境を考えた上、効率的にエアコンを使用するためには、省エネのエアコンを使用する、扇風機と一緒に使う、といった方法の他、エアコンを掃除しておくということも重要です。
エアコンの効果を最大に発揮させるためにも、常日頃からエアコンのメンテナンスを意識しておくと良いですね。
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