銅管
今や一家に一台は欠かせないエアコン。
日本では壁掛けの横向き箱型のタイプが一般的です。
一見、プラスチックに覆われたシンプルな形をしていますが、外カバーを取り外すと様々な部品が使用され、複雑な構造となっているのがわかります。
また、エアコンは室内にある本体と、外にある室外機がつながっており、1つのセットで稼働していますが、どうしても家庭でのメンテナンスでは室内機のみに集中しがちです。
加えて市販されているエアコン掃除のグッズと言えばフィルター用のものがほとんどです。
今回は、いつもエアコンのメンテナンスは自己流でやっているという方にぜひ知っていただきたい、エアコンの「銅管」についてお話しましょう。
エアコンにおける銅管の役割
エアコンの銅管は、室外機から見ることができます。
室内機本体と室外機はパイプでつながっていますが、そのパイプそのものが銅管です。
断熱材やテープなどで巻かれているのでむき出しにはなっていませんが、室内機と室外機をつなぐ重要な役割を果たしています。
この銅管の中を、エアコンの働きに必須である「冷媒」が運ばれ、室内の熱を室外に出したりすることで温度調節がなされます。
ただの配管のように見えますが、冷媒を正常に循環させるために、銅管の径の長さもエアコンのメーカーや機種などによって決められています。
もし銅管に不具合があったら…
銅管はむき出しになってはいないものの、年数が経過すれば劣化してしまうものです。
また、何かの衝撃で折れてしまうこともあります。
そのように劣化したり折れていたりする銅管を使用していると、内部を通る冷媒が外に漏れてしまい、エアコンの効きが悪くなったり、最悪の場合故障にもつながりかねません。
そのため、エアコンを設置してから年数が経っている場合は、銅管もメンテンナンスを行う必要があるのです。
素人判断は注意が必要!
銅管の交換は簡単に見えて実は気を配らなければならない作業です。
先述のようにエアコンによって径の長さが決まっている他、設置の高低差や許容範囲にも制限があるため、エアコン本体から室外機への距離をふまえた高低差や設置経路を考えなくてはなりません。
また機器との接続部にも特殊な加工を施すことで、冷媒が漏れないよう徹底されているので、簡単に接続できるものでもありません。
冷媒は、正しく使えば暮らしを快適にしてくれますが、外へ排出されると環境を汚染してしまうもの。
決して銅管のメンテナンスや交換は自身の判断では行わず、エアコンメンテナンスの業者へ依頼をするようにしましょう。
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