カビの種類 バージカラー・コウジカビ
コウジカビは、パン、饅頭、ケーキ類、紅茶などに発生するほか、ピーナッツをはじめとするナッツ類、トウモロコシ、種々の穀類、穀粉類などの食品、ほこり、土壌など広く環境中に分布しており、自然界において最も普通に見られるカビの一種です。
約150菌種がこのコウジカビ属に含まれ、カビの色は、緑、黄土色、茶、黒、しろ、青緑と菌種によって異なります。
今回は、コウジカビの代表菌種でもあるバージカラー・コウジカビをご紹介します。
バージカラー・コウジカビとは
バージカラー・コウジカビという名称は、実は…正式名称ではありません。見た目からつけられた俗名であり、正式名称は「ペニシリウム」と言います。
バージカラー・コウジカビがいる場所
コウジカビは、アオカビの仲間のようにカビの色が一定でないことも特徴です。
黄緑色、緑色、濃緑色と緑色系だけでなく、黄色、白色、茶色の集落を作る仲間がたくさんおり、その中でも同じ菌種でありながら、異なる集落の色を作るのがバージカラー・コウジカビです。
バージカラー・コウジカビは、世界各地に分布し、比較的乾燥した環境を好みます。
日本では、コメを汚染するかび毒として高頻度に検出される場合があるほか、ほとんどの株が発がん性のカビ毒を産生するので注意が必要なカビのひとつです。
また、私たちの住む住環境や美術館の展示室や収蔵庫の浮遊カビを調べると、バージカラー・コウジカビはよく見つかります。
カビ毒を産生するカビがこんなに身近に普通にいるなんで少し怖いですね。
カビ毒とは?
水周り、エアコン、壁、窓、冷蔵庫、食品、衣類など私たちの身の回りには数多くのカビが存在しています。
日本は気候の特性からカビが発生しやすく、そのおかげで味噌や醤油をはじめとする多くの発酵食品が生み出されました。
しかしその一方で、人々に悪影響をもたらすカビ毒を生み出すカビも存在します。
カビ毒は、身の回りに存在するカビが気づかないうちに毒を持ち、その空気を吸い込んだりカビ毒を含んだ食品を食べたりした人の健康に害をもたらします。カビは目に見えることがありますが、カビ毒は見た目には分からないので注意が必要なのです。
カビ毒は人の健康に悪影響を及ぼすものです。食品を通して体内に取り込むカビ毒はわずかであっても、住宅に潜むカビによって長い間気づかないうちにカビの胞子を体の中に蓄積させている可能性があります。体に表れていないからと油断せず、こまめなカビ予防を心がけましょう。
これから暑くなるとエアコンは必須になります。エアコンのカビは冷房を利用しているときに繁殖しますので、空気中のカビを少しでも減らすためにもエアコンを使い始める前に早めのエアコンクリーニングをおすすめします。
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