ビニールクロス
日本住宅の壁は、土壁や漆喰、珪藻土などの塗壁材が主流でした。
しかし近年建てられている住宅には、「ビニールクロス」と呼ばれる壁紙が多く用いられています。このビニールクロスにはどのような特徴やメリット、デメリットがあるのかご存じでしょうか。今回はビニールクロスの特徴やメリット、デメリットについてご紹介します。
ビニールクロスの特徴
ビニールクロスは、ポリ塩化ビニールを主原料とする壁紙のことで、プリントやエンボス加工など、さまざまな加工に対応していることが特徴です。
施工方法も簡単なことから、最近では部屋のDIYに用いられることも多くなりました。
ビニールクロスのメリット
価格が安い
布や紙、塗壁材と比べると安く仕上げることができます。
拭き掃除ができる
ビニールクロスは水に強いので、壁紙についた汚れも水拭きでサッと拭き取ることができます。
特化機能がある
防汚・防水・防湿・消臭・耐薬品・撥水・防カビ・蓄光など、特化機能を持ったものが数多くあります。
浴室の湿気がこもりやすい浴室には「防水・防湿・防カビ」機能があるもの、子供部屋には「蓄光・消臭」機能があるものなど、場所別に機能を選ぶことができます。
色や柄、デザインが豊富
機能だけではなくデザインやカラーもとても豊富なので、シンプルな単色クロスや柄物、キャラクターとコラボしたクロスまで豊富な種類があります。
ビニールクロスのデメリット
耐用年数が10~15年と短い
時間が経つにつれて黄ばみが出たり、継ぎ目が剥がれたりしてしまいます。
カビやダニが発生しやすい
塩化ビニールでできているため、通気性と調湿性は塗壁材に比べると劣り、カビやダニが発生しやすくなってしまいます。
健康面・環境面に悪影響がある
ビニールクロスの接着剤にはホルムアルデヒドが含まれており、シックハウス症候群と呼ばれる症状が発生するなど、健康面に悪影響があります。
また素材の特性上、産業廃棄物処理しなければならないなど、環境面でも悪影響があります。
壁紙のカビ予防
壁紙のカビを予防するためには、晴れた日に窓を開けて湿気を追い出したり、エアコンの除湿機能を使用したりして除湿をしましょう。
適切な湿度は、約60%です。
60%を超えないように湿度計を置いたり、湿気がこもりやすい場所には市販の除湿剤や重曹を置いたりするのもおすすめです。
梅雨時期は、特にカビが生えやすい季節になります。カビ菌を増やさないためにもエアコンの除湿機能を使用する前にエアコンのクリーニングを行いましょう!
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