アレルギー

食べ物、動物、花粉、化学物質など幅広いものに対して「アレルギー」という言葉が使用されます。
最近では「勉強アレルギー」、「パソコンアレルギー」という言葉も聞くように、「アレルギー」は非常に苦手なもの、接すると（関わると）具合が悪くなるものというイメージがありますが、実際のところは免疫学的な仕組みによって引き起こされる体の症状を表しています。
現在わかっているアレルギーの種類は100以上。 日本人の二人に一人は何かしらのアレルギーを持っていると言われています。

侮ってはいけない！アレルギーの症状

アレルギーを引き起こすと、軽症でも目や皮膚のかゆみ、花粉のアレルギーでは鼻水くしゃみが起こります。
ひどい場合は発熱や頭痛、食物アレルギーでは吐き気や下痢を引き起こし、最悪の場合、呼吸困難や血圧低下をも引き起こします。
普段は軽症で済んでしまうアレルギーでも、体調がすぐれないときはその症状が悪化する可能性も考えられます。
命に係わる危険もあるので、症状がでたら早期の対応が必要であり、自分がどんなアレルギーをもっているのか知ることがとても大切なのです。

アレルギーの原因は身近なものばかり

アレルギーに悩む人の数は年々増加していますが、それはアレルギーの原因が身近に存在していることが1つ理由となっています。
飛散している花粉、金属やプラスチックなどの素材、食物にいたっては食材そのものだけではなく、添加物も原因になり得ます。
そして最近ではPM2.5や黄砂、住居で発生するカビやダニ、動物や人のフケなども原因であると言われています。

アレルギー症状がでて初めて、自分が何かのアレルギーであることが分かる方がほとんどですが、目に見えない程の小さなものが原因であった場合は、それを突き止めることも対処していくことも、非常に難しいのです。

できるだけの予防を

身近に潜む多くのアレルギーを完全に防ぐことは難儀ですが、予防をすることで少しでも重症のリスクを減らしたいものです。
例えば花粉であれば外出時のマスク着用、帰宅時に花粉を振り落とす、洗濯物の室内干しの工夫ができます。
アレルギー原因となりえる食物を摂取するときは少しずつが良いでしょう。
住居のカビやダニ、動物や人のフケ、埃などは常日頃から部屋を掃除することで発生を抑えられます。

アレルギーは一度発症してしまうと生涯付き合うことになり兼ねません。
自分自身のため、家族のために、できるだけの予防を始めましょう。

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