シャープの歴史
かつて完全国内生産による高品質液晶テレビ『世界の亀山』で名を馳せたシャープですが、最近ではマスク生産を始めたとして注目を集めています。そんなシャープの歴史は波乱を含みながらもドラマティックです。
シャープは大正時代に生誕
創業者の早川徳次が1912年、18歳の時に「徳尾錠」と言うベルトのバックルを考案したのが始まりです。
その3年後、着物文化が根強い時代に「早川式繰出鉛筆」を発売しましたが不評。
しかし、欧米でのヒットが日本にも波及し「エバー・レディ・シャープ・ペンシル」として改良発売しました。
そう、これが今日のシャープペンシルの由来なのです。
その後、国産第1号の鉱石ラジオ、テレビやレンジ、太陽電池や電卓、冷蔵庫にエアコンと多岐に渡り開発を続けました。
1978年に発売した2画面テレビは、プロ野球中継と裏番組を同時に見られる人気商品でした。また太陽電池生産量は2000年から7年連続で世界1位に輝きました。
時代の変遷とシャープ
大きな雇用も生み出していたシャープですが、『研究・開発のシャープ』の技術力に国も注目していました。
存続が危ぶまれる中、国と民間が出資する官民ファンド「産業革新機構」からのラブコールもありましたが、台湾に本社を置く電子機器受託製造の世界最大手、鴻海(ホンハイ)の傘下に入る決断をしたのは2016年。
世界的大企業に部品提供をしている鴻海は、シャープの技術力を高く評価したのです。
また、シャープにとってもそのパイプ力は大きな魅力でした。
そして、当時の戴(たい)社長の手腕により、見事なV字回復を果たしたのです。
シャープの未来
新型コロナウイルスの影響で、オンラインコミュニケーションシステムの需要が急速に高まっている日本。
シャープの子会社では、企業向けに開発したビジネス会議システムAIoT(アイオット)を活用してもらおうと、休校中の学校に提供を開始しています。
AIoTとは、AIとIoTを組み合わせた技術で、シャープが商標登録したオリジナルです。
自治体提供の専用サイトにログインすれば、自分のクラスチャンネルにアクセスが出来ますので、学校からの連絡事項の確認や、教員に相談・質問も可能なシステムです。
オンライン授業や生徒のヒアリングなど、様々な活用が期待出来ます。
まさに“時代”に求められているシャープの幅広い技術力は、これからも注目されるでしょう。
監修者:一般社団法人日本エアコンクリーニング協会講師 佐藤幸恵
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