エアコンの歴史
住居やお店はもちろんのこと、車内そして学校と、今やエアコンが設備されているのは当たり前の現代。
夏場はエアコンをつけないと熱中症の危険があると言われる程、私たちの生活に欠かせないものとなっています。
そんなエアコンですが、一般家庭に普及されるようになったのは戦後のこと。
初期のエアコンとはどのようなものだったのでしょうか?
エアコンのはじまり
そもそも「エアコン(=エアー・コンディション)」とは空調設備のことを表す言葉ですが、「クーラー」つまり冷房機能を意味する名前で呼ばれることもあります。
それは昭和10年に生産された初期の空調設備機が冷房機能のみであり、そのなごりが今でも続いているからです。
冷房・暖房の機能をもつタイプ、「エアコン」が生産されるようになったのは昭和35年のことでした。初期の空気設備機は大変高価だったため、ごくわずかな会社・施設などに導入されていました。
そして一般家庭に普及されたのは昭和40年代。
室外機と室内機が一体化したものから始まり、窓設置型、室外機分類型、冷暖房効果が2~3部屋と広いタイプと様々なエアコンが開発され、小型・軽量・静音化が進みます。
エアコンの快適さと課題点
快適を求めて急速に開発が進んだエアコンですが、長い歴史において課題もでてきました。
消費電力
エアコンを含め、新しい電化製品が多く登場した1970年代。
一般家庭での消費電力もどんどん増加していきましたが、そんな中で起こったのが「オイルショック」です。原油価格高騰により節電を強いられる状況となり、省電力型のエアコンが求められるようになりました。
環境問題
現在日本の電力は火力発電が半分以上を占めています。
つまり電気をつくるために石炭や石油などの化石燃料が使われ、同時にCO2が排出されていますが、これが地球温暖化に影響を及ぼしているのです。
環境を守るといった観点からも、省電力は今後も大きな課題になるでしょう。
エアコンを大切に使うために
今やお掃除機能、加湿機能、人感センサーが搭載されたエアコンは当たり前。
2020年最新のエアコンにはAIが搭載され、外気温・お部屋の不在時間・天気予報などのデータから、快適さと低コストを実現させた自動運転を行う「学習するエアコン」が登場しています。昔と比べれば、ずいぶん消費電力や環境問題への改善もされています。
しかし多機能になれば、その分構造も複雑になるものです。
お掃除機能付きエアコンであっても細部までカバーできるものではありません。
やはり定期的にプロの業者に掃除を依頼し、複雑な構造のエアコンも細部までメンテナンスをしてもらうのが、長くエアコンを使っていく1番のコツと言えるでしょう。
監修者:一般社団法人日本エアコンクリーニング協会講師 佐藤幸恵
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