クエン酸を活用するには
レモンや梅干しの酸味の元であるクエン酸。
市販のお惣菜の調味料や殺菌剤として使われますが、環境や肌に優しいナチュラル洗剤としても活躍します。
酸性なのでカルシウムを溶かす働きがあり、アルカリ性の汚れである水垢や石鹸カス、トイレの黄ばみや尿石等を落とします。
「薬用」「食用」「工業用」があり、清掃に使用するクエン酸は工業用ですが、食用でしたら食洗機庫内、製氷機や電気ポットの洗浄にも安心して使えます。
そんなクエン酸の主な使い方をご紹介します。
クエン酸の使い方
水200mlに粉末小匙1を溶かし、スプレーボトルにクエン酸水を作っておくと便利です。
直射日光と高温多湿を避け1ヶ月程で使い切りましょう。
液体が流れやすい箇所には、粉末を少量の水で溶かしペースト状にして使えます。
また、ラップパックの場合は、水で濡らしたラップでパックすると乾燥防止になり効果的です。
蛇口・シンク
スプレーを吹きかけ、少し置いてからスポンジ等で傷つけないように優しく汚れを擦り落とします。
カルキ汚れがひどい場合は、スプレー後にラップパックをして20~30分後に処理したり、汚れにペーストを乗せ、ラップパックの2時間後に処理したりと試してみましょう。
排水口
ゴミやパーツを取り除き、重曹とクエン酸を1:2の割合で混ぜた粉末を排水口に入れ、コップ1杯程のお湯をかけ発泡したら約5分放置してから水で流します。
食洗機
食器類は入れず、粉末大匙1を入れて通常運転をします。
シャワーヘッド
40℃のお湯500mlに小匙2を混ぜヘッドを1時間漬け置きし、使い古しの歯ブラシで汚れを洗い流します。歯ブラシの毛先を短く斜めにカットすると使い易く便利です。
柔軟剤
通常の洗濯で、水に溶かしたクエン酸を柔軟剤ポケットに入れます。(30Lの洗濯物に小匙1)
酸性のクエン酸は弱アルカリ性の洗剤で洗った洗濯物を中和し、ごわごわを軽減してふわっとさせます。
クエン酸を使用するときの注意点
塩素系漂白剤と併用すると有毒ガスが発生するので、使用前に必ず確認しましょう。
また、目に入らないように気を付け、入ってしまったら直ちにすすいで下さい。
揮発性がないので素材を傷める可能性があり、べたつきや錆の元にもなりますので、清掃後のすすぎと拭き取りはしっかりしましょう。
NG素材は大理石等の天然石、金属製の物、漆器等があります。
焼き魚やタバコ臭、ペットのトイレ周り、使用後の紙オムツに軽く振りかけて丸めて捨てる、カーテンやソファ等の布製品の消臭剤としても是非お試し下さい。
監修者:一般社団法人日本エアコンクリーニング協会講師 佐藤幸恵
日本エアコンクリーニング協会へのお問い合わせは
JACA 一般社団法人
日本エアコンクリーニング協会
事務局TEL 048-796-5800
お電話受付時間 10~17時、土日祝休
【本部】〒115-0055 東京都北区赤羽西1-29-5
【研修センター第一・第二教室】
〒339-0057
埼玉県さいたま市岩槻区本町5-6-35
【新宿教室】
〒169-0073
東京都新宿区百人町1-20-17 星野ビル103
【大阪教室】
〒537-0025
大阪府大阪市東成区中道4-16-21 山上ビル3F
【福岡教室】
〒819-0015
福岡県福岡市西区愛宕1-1-35
リフレイン愛宕1F
aircon@j-aca.jp