黒カビにサヨナラ
元々土壌にいる黒カビですが、空気中を浮遊し様々な物に付着し成長します。
黒カビその物に毒性はありませんが、気管支疾患やアレルギーの原因になるので注意が必要です。
その菌糸にもメラニン色素があり、死滅しても黒い色素が残るので漂白が必要になります。
黒カビが好む環境
高温多湿を好むカビは気温25~30℃、湿度60~80%を好み、埃やフケ、垢、石鹸カス、食品等の汚れがエサとなり増殖します。
湿気が多くエサが沢山ある浴室・玄関・押入れ等は好環境です。
黒カビの除去
ナチュラルクリーニングでは、まず重曹をかけブラシでこすり、水で流します。
色素が残る様なら、過酸化ナトリウム小さじ1と40℃のお湯1カップ(200ml)を容器に入れ、キッチンペーパーを浸しパックして漂白します。
根深い場合はペーパーパックを20~30分してからこすりましょう。
最後に、カビの菌糸の繋がりを破壊するため、水気を拭き取りアルコール水をスプレーします。
カビ取り洗剤類は刺激が強いので、ゴム手袋等着用し目にも入らないように注意しましょう。
また、素材によっては変色の恐れもあるので、部分的に試してから使用しましょう。ペンタイプのジェル状洗剤は、ゴムパッキンやタイルの目地等に直接塗布出来るので便利です。
しかし、専用洗剤は泡にするための成分が入っているので、カビを倒す威力は塩素系漂白剤の方が強いと言えます。
一度で落ちない場合は何度も繰り返しましょう。
キッチン用漂白剤を活用する事も出来ます。
ゴム手袋をし、容器に片栗粉と塩素系漂白剤を1:1で入れ、粘りが出るまでよく混ぜカビ取り液を作ります。
カビに直接塗布し、乾燥防止のためラップを被せ20分間置き、水でしっかりすすぎます。
お湯を使うと片栗粉が固まるので必ず水ですすぎ、液を流した排水口も多めの水で流しましょう。
黒カビの予防
日頃から、家族全員でカビ予防を意識すると良さそうですね。
予防のポイントはこちらです。
- 喚起
- 水分の拭き取り
- こまめな掃除(繁殖のエサになるフケや垢、髪の毛、石鹸カスを除去)
- 収納方法の見直し(直置きせずにハンギングする等)
カビがよく発生する浴室は、入浴後に壁面に冷水をかけ室温を下げ、扉を少し開けて喚起します。
浴室乾燥機がついていたら活用し、しっかり乾燥させると良いでしょう。
また、カビを除去した後に防カビ燻煙剤を使うと、原因菌の発生を防げます。
燻煙剤終了後は洗い流さず、充分に換気をしましょう。
監修者:一般社団法人日本エアコンクリーニング協会講師 佐藤幸恵
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