酸性洗剤とは
「酸性」=「強力」「有害」といったイメージをお持ちの方、多いかもしれません。
しかし酸性洗剤は家庭用の物も多くあり、実は大変身近なものなのです。
また、効き目の強いものだけではなく、肌に直接触れても安全なタイプもあります。
酸性洗剤はどんな場所で活躍しているのでしょうか。
酸性洗剤の特徴
酸性洗剤はpH数値が6未満の、酸性の性質をもつ洗剤です。
数値が0に近いほど性質が強くなります。
一般的にpH3~6は弱酸性とされていますので、汚れの状態に合わせてpH数値を確認し
酸性洗剤を使い分けると効率的です。
酸性洗剤が得意な汚れには次のようなものがあげられます。
・キッチンやお風呂の水垢
・お風呂や洗面台の石鹸カス
・トイレの尿石
これらは「アルカリ性の汚れ」です。
つまり酸性洗剤は、逆の性質をもつアルカリ性の汚れに効果があるのです。
肌にも優しい弱酸性洗剤
スキンケア商品のボトルに「弱酸性」と書かれているのをよく目にします。
もはや「弱酸性」というワードは、肌に優しい性質の代名詞にも。
なぜなら肌自体のpHは4.5~6の弱酸性だからです。
肌と同じ性質であれば、当然肌に触れても安全ですね。
弱酸性洗剤は、スキンケア商品だけでなく、食器洗い用洗剤、洗濯用洗剤として使われているものもあり、素手で洗っても安心で、繊細な素材でも傷めないというメリットがあります。
安全な原料にこだわるのならば、量販店で売っている顆粒状のクエン酸を水と混ぜて、弱酸性洗剤を家庭で作ることもできます。
クエン酸とは梅干しや柑橘類に含まれる「すっぱい」あの味の元。
酸性ですが、無味無臭で安全です。
軽い汚れであれば、日々の掃除で十分に落とすことができるでしょう。
「〇〇用洗剤」の名前に頼らないで
量販店で販売されている洗剤には「〇〇用洗剤」といったように、どこで使用すべき洗剤なのかを丁寧に表示しているものが多く見られます。
しかし、その表示だけを頼りに、「これ1本備えておけば安心」と思っていると、「なんだか効果がないな」と感じてしまうことも。
なぜなら、「〇〇用洗剤」=「対象の箇所すべての汚れを落とす」というわけではないからです。
例えば「トイレ用洗剤」でも頻繁にシュッと洗浄する中性洗剤もあれば、月に数回、汚れに直接かけてしばらく放置してから洗うような酸性洗剤もあるのです。
中性洗剤で毎日お掃除していても臭いが気になるといった場合は、それだけでは落ちない尿石が便器に付着しているのかもしれません。
逆に壁紙や床の素材を傷めないよう掃除をするには中性洗剤が向いています。
このように、汚れの種類を知った上で洗剤のタイプを使い分けることが大切です。
監修者:一般社団法人日本エアコンクリーニング協会講師 佐藤幸恵
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