花粉対策にはエアコンが効果的

年々増加している花粉症の患者数。
日本全国で約2,000万人がアレルギー性結膜炎であり、その大半は花粉症であるとされています。まさに花粉症は「国民病」なのです。

目のかゆみや鼻づまり、時には不眠や頭が重いと感じるようになってしまうこともある花粉症。皆さんはどのように対策されているでしょうか。

花粉症対策しているのに症状がでるのはなぜ！？

外出時のマスクやメガネは、花粉症対策の基本ですが、最近は「花粉飛散量」の情報もメディアで日々配信されているので、情報をチェックし、飛散量の多い日は不要な外出を控えるといった対策もとることができます。
それでも症状が出てしまう場合は、室内の花粉対策がとれているか見直してみましょう。
室内に入り、安心してマスクやメガネを外した途端…くしゅん！なんてこと、よくありませんか？

室内の花粉対策も万全に！

せめて室内では花粉から逃れ、安心して過ごしたいものですね。
そのためには次の花粉対策を試してみてはいかがでしょうか。

洗濯物は室内干しに

洗濯物や布団を外で干すと花粉がたくさん付着してしまいます。
カラッと日干ししたいところですが、室内干しは必須です。
花粉の季節は消臭効果の高い室内用洗剤や、布団乾燥機などを上手に活用しましょう。

帰宅時に衣類の花粉を落とす

外出から戻った際には、玄関前で衣類を叩いたり、振ったりして花粉を落とすようにしましょう。
忘れがちですが、髪の毛には特に花粉が多く付着しています。
帽子をかぶったり、長い髪の毛は結んでおくと払い落しやすくなります。

窓の開閉時には一工夫

花粉のシーズン中でも部屋の換気は定期的に行いたいものです。
そこで、できるだけ窓の開閉は、花粉飛散量の多い日中を避けましょう。
またレースのカーテンをしておくことで、すぐに花粉が室内に侵入するのを防ぐことができます。

湿度をコントロールして

湿度が低いと花粉は飛び交いやすくなります。
しかし湿度が55～60％程度になると、湿気により花粉が重たくなり、床に落ちていきます。
室内の湿度を高めに設定すると良いでしょう。

エアコンは室内の花粉対策に効果的！

エアコンは、温度調節のために室内の空気を吸い込んでいます
そのため、空中に浮かんだ花粉を吸い取るのには効果的なのです。
「花粉対策フィルター」を貼ってエアコンをつけるだけで、花粉を取り除いてくれるので大変便利です。

ただ、花粉がたくさん付着したフィルターから逆に花粉が飛散しないよう、しっかり掃除をしましょう。
また、非常に小さな花粉の粒子はエアコン内部にも侵入することがあります。
花粉のシーズンが終わったら、エアコンクリーニング業者に掃除を依頼するとより快適に過ごすことができるでしょう。

監修者：一般社団法人日本エアコンクリーニング協会講師　佐藤幸恵

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